再生プラスチック製櫛《COMEL》
私たちPrecious Plastic Wasedaが手がけるプロダクトブランド
「COMEL(コメル)」は、comb(櫛)とmelt(溶かす)を掛け合わせた造語です。
プラスチックを一度“溶かし”、もう一度“とかしあう”ように、人と環境、人とモノ、人と人がなめらかにつながる未来を目指しています。
COMELは、ただのリサイクル製品ではありません。役目を終えたプラスチックに新しい命を吹き込む、ストーリーのあるプロダクトです。
COMELのコンセプト 〜「とかす」ことで、「とかしあう」〜
プラスチックは、現代社会の“便利”を象徴する素材です。
しかし同時に、大量生産・大量消費・大量廃棄という負の側面も抱えています。私たちは、その問題の象徴でもあるプラスチックを“溶かし”ながら、新たな形に再構成することを通して、身近な暮らしと環境問題との接点を可視化すること参加者自身が「変化の一部」になれる仕組みをつくること素材と人との関係を再構築することを目指しています。
COMELの製品を使うことは、環境問題への「正解」を提示することではなく、問いを持ち続けるきっかけです。手に取るたびに、自分の暮らしがどんな素材とともにあるのかを、そっと思い出してもらえたらと思っています。
この櫛は「廃プラ」という言葉のもつネガティブなイメージを、鮮やかな色合いと美しいフォルムによって、ポジティブな価値へと再構築しています。日々使うものだからこそ、そこにこめられた背景に目を向けてみてください。
LCA(ライフサイクルアセスメント)
を用いた環境負荷評価
再生プラスチック製櫛《COMEL》
1個制作するごとに…
29.9 g-CO2
を削減できることが示されています
スギ木1本が1日で吸収する量に相当します
商品について
このコームは、地域で回収されたペットボトルキャップやコンタクトレンズケースなどのポリプロピレン(PP)を主原料に、私たち自身の手で製造した再生プラスチック製品です。
重さ:約14g
素材:再生ポリプロピレン(PP)
製造方法:射出成形(インジェクションモールド)
金型提供会社:株式会社MEISEI
製造場所:早稲田大学構内
表面に現れる青・白・水色のマーブル模様は、着色料を使わず、集められたプラスチックそのものの色によって生まれたものです。模様は一つひとつ異なり、世界にひとつだけのデザインとなります。